ブランドって何でしょうか。独自性、差別化、シングルマインデッドプロポジション、、、
2021.06.21
そもそもブランドという言葉はどういう意味なのでしょうか。
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ブランドとは「焼印をつけること」を意味する brander というノルウェーの古ノルド語から派生したものであるといわれている。古くから放牧している家畜に自らの所有物であることを示すために自製の焼印を押した。現在でも brand という言葉には、商品や家畜に押す「焼印」という意味がある。これから派生して「識別するためのしるし」という意味を持つようになった。「真新しい」という意味の英語 brand-new も「焼印を押したばかりの」という形容が原義である。(Wikipediaより抜粋)
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私が学んだブランドの意味も、基本としては上記と同じです。つまり「見分けるために」「印をつける」。でもここで分かるのはそこまでです。ブランディングにおけるブランドという言葉は、なかなか定義が難しいのです。
私は読売広告社時代に欧米からやってきた「ブランド」という言葉に出会いました。でもどうしても完全に把握するができなくて、GREYというアメリカ系広告代理店に移り、9年間のお仕事を通じて「ああ、ブランドってこういうことなのか?」という体感に至りました。
私がブランドとは?を定義するなら、「製品あるいは企業と、ユーザーの間にある共通理解」ということになります。
私の師匠の一人がおっしゃった「コカコーラってブランドはさ、常にRefreshmentっていう感じを届けてるわけ。そんな言葉はボトルに書いてないけど、どんな広告を作ったってRefreshmentを感じるようにしている。逆に、それを感じないものは却下なんだよね」という言葉が、分かりやすいと思っています。
製品あるいは企業が一方的に押し付けたものではなく、ユーザーが無意識のうちに感じていること、そんなイメージです。
ついつい発信者は自分目線でメッセージを作ってしまいがち。でもブランドとはユーザーとの間、もしかするともっとユーザーに近い位置にあるものなのです。発信者の立場からちょっと抜け出して「自分がお客様なら嬉しいか?興味を持つか?」と考えることが大事なのではないかなと思います。
(吉澤)
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