この町に住んでいることを、ありがたいと感じるということ
2022.03.11
気仙沼ビズ・センター長の吉澤です。
昨年の冬に初めて気仙沼を訪れ、5月からこの町に住み始めました。
気仙沼ビズで170余りの事業者さんとお会いしているほか、ビズの外でお会いする方も含めると、すでに300人ほどの方たちとお話ししたのではないかと思います。
「食べ物は体に合うか?」
「〇〇は食べたか?」
「〇〇には行ってみたか?」
「〇〇は見たか?」
「初めての冬はどうだ?」
皆さまに気にかけていただき、非常にありがたく思っております。気仙沼の人々は、心で思うだけなく言葉にして声掛けをしてくれます。そしてそこには笑顔があります。そのルーツは、様々な場所から船が入って来る、海を通じて全国に開けた町だからだと聞いたことがあります。
震災後の復興を、命がけで続けて来られた方々のお話を伺うときも、そこには力強さを感じます。
「気仙沼には色々大変なことがあったけど、そのイメージから変わらなければいけないと思う。いっぱい良さが残った、もっと広がった、楽しいこと山ほどある!気仙沼に生まれた自分たちが、気仙沼に生まれて良かったと思える、ありがたいと感じられる、そんな町にしたい。」そんな言葉を聞くこともありました。
どんなときにも答えは見つかる。皆さんのお話をじっくり聞きながら、良いこと、強いところを見つけられるよう、頑張ってまいりたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
3月11日に。
(写真は、3.11 BLUE CANDLE NIGHT=寺院で使われたロウソクをリサイクルして海と空の色「美空色」に染めたキャンドルを、3月11日に灯すプロジェクト)