気仙沼市の事業支援サービス

ブランドの強み、独自性、差別化。当たり前と思っていたところにヒントがあるのでは?

2021.06.17

「すごい人の普通は、普通の人のすごい」

先日青年会議所さんにお伺いしてお話ししたときに、「当たり前と思っていたところにヒントがある」と伝えたくて、上の言葉を使ったのですが、すごい人の当たり前は、、、とやってしまい、なんだか締まらない言い回しになってしまいました。

正しくは「すごい人の普通は、、、」でした。この言い回し、キャッチコピーでいうとリフレイン(繰り返し)、比較、反転、という手法が織り込まれているのですが、語を間違ってしまってはいけませんね。

さて。

プロの方が何気なく、ルーティンでやっていることは、一般の人にとってはすごいことであり、「面倒でも自分のところでは、これは昔から変えていない」という「ひと手間」は、輝きをもった差別化ポイントになりえます。そんな視点で毎日のお仕事を振り返ってみると、独自性(ユニークセールスポイント)が浮き出してくると思います。

例えばの話。

私のサーファーの友人は南伊豆でペンションを営んでいますが、彼はもともと、赤坂ニューオータニホテルのフレンチレストラン「ラ・トゥールダルジャン」のコックさんでした。(そんな彼が出す夕食は、伊豆の食材を生かしたフレンチなのですが、夕食の話はさておき)
そのペンションの朝食で出てくるスクランブルエッグがほんとにフワフワで滑らかなんです。私が「このスクランブルエッグはどうやって作るの?何か秘密があるの?」と訊くと、彼は不思議そうな顔をして「え?別に普通に作っているだけだよ」と答えるのです。「普通って、、、ちょっと作り方を教えてよ!」としつこく尋ねると、

「まず、卵を裏ごしするでしょ、、、」

『それだ!』

彼にとっての普通のことは、少なくとも私にとっては思ってもみないすごいことなのでした。

(吉澤)

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