気仙沼市の事業支援サービス

顧客との繋がり強化に、サンキューカードを見直し

2021.10.18

小さな事例ですが、山長小野寺商店さんとの取り組みを紹介させてください。

親子で「ふりかけづくり」ワークショップを続けていらっしゃる山長小野寺商店さん。ワークショップは「東新城に引っ越したお店が、もっと楽しい空間になり、近所の方たちが立ち寄ってくれる場所になってほしい」という目的で、限定的に開催していたものをオープンにして復活させたものでした。

いっぽうで、コロナの影響で気仙沼に来られない全国のお客様とのつながりを、もっと強く、大切にしたいという願いもお聞きしていました。お客様は全国に広がっていて、「はやく、また気仙沼に行きたい」という思いの強い方々が多いとのことでした。

美味しい海の乾物を、通販でも全国に販売している山長小野寺商店さん。発送する荷物に同封するサンキューカードについてお聞きすると、「この度はお買い上げありがとうございます。、、、、」と文章が記されたシンプルなものだったそうです。

「お客様はいつも気仙沼のことを気にしていてくださるので、もっと工夫したサンキューカードを同封したいですね。海ごはんのサイトには素敵な写真がありますから、これを使わない手はありません」とお話ししました。
また、「サンキューカードやダイレクトメールは、多くのものが即座にゴミ箱に行ってしまいます。ゴミ箱に行くか、きちんと読んでもらえるか、あわよくばキープしてもらえるか、という分かれ道があるのです。そのシーンをよく想像してみましょう。自分だったらどうか?を考えてみましょう」ともアドバイスしました。

捨てられるか捨てられないか?その瀬戸際でがんばれるのはどんなカードでしょうか。まずは、お客様の家で少しでも眺めていられるようなもの。そして、さりげなくお店のことを思い出せるようなものがいいですね。

海ごはんのトップページの写真は、商品が写っているのに情景を切り取った絵葉書のようでもあります。これならば、もしかしたら壁に貼ってもらえるかも知れません。裏面では、山長小野寺商店さんの「自然、手作り、親子で楽しく」というイメージを形にしましたが、イラストは無料のものを使いました。

このカードを同封した発送を始めたところ、「とても綺麗」「家に飾ってます」という声が届き出しているそうです。

顧客との繋がりづくり、お客様の家の様子まで想像すると、良くなっていくのではないでしょうか。