\魚を選り分ける「ローラー選別機」を世界で初めて導入した藤田鉄工所さん/
2022.03.22
この日いらしたのは、60年近くにわたって魚市場や水産加工工場のベルトコンベアシステムを開発・製造してきた藤田鉄工所さん(創業1950年)。
システムを専門的に製造している企業は少なく、全国の主要な水産企業200社ほどと取引する藤田鉄工所さんはまさに第一人者です。
実は魚のサイズを選別する「ローラー選別機」を初めて開発された企業だそう。
魚の選別は、サイズ選別機と重量選別機を組み合わせて行うそうなのですが、このサイズ選別のところでローラーが活躍します。
「間隔の調整が可能なローラーをベルトコンベアシステムに組み込み、ローラーの間隔より大きな魚は通過し、小さな魚は下に落ちる、そうやって選別を行っています。」
※選別機
※選別機を組み込んだ大規模なライン(上の写真とは別の工場)
いま藤田鉄工所さんが力を入れているのが、魚を入れる容器の変更。「冷凍パン(金属製)」から「ダンボール」への切り替えを、特に西日本の事業者さんにお勧めしているそうです。(三陸ではすでに切り替えがされている)
「日本は漁業大国だったが、2000年以降そうは言えなくなっている。魚がどれだけでも獲れる時代に我々に求められたのは【処理のスピードと量】だったが、現在求められるのは【処理の質と効率化】だ」
とおっしゃる藤田鉄工所さん。具体的には、
・魚を傷つけないことで、価値を下げない
・効率化によって、人手不足に対応
というメリットがあるそうです。
「遠く離れた地域にも、この情報を発信していきたい」というご相談を受けて、気仙沼ビズでは情報の整理をさせていただいた上で、新たなスペシャルページ制作のサポートさせていただいております。
藤田鉄工所さんのホームページ(スペシャルページはまだ公開されていません)
http://www.fujitabelcon.co.jp/index.html