\気仙沼由来のサステナブルなブランドを作りたい!加藤広大さんの挑戦/
2022.06.10
気仙沼でがんばっている若き起業家、加藤広大さんのご紹介です。気仙沼ビズのお客様でも応援されていらっしゃる方が多いのではと思います。東日本大震災のボランティア経験をきっかけに神奈川県から移住された加藤さんは、マグロやメカジキ漁で使用される廃漁網やテグスなどを再資源化しアップサイクル事業を行う「株式会社amu(あむ)」を昨年9月に設立されました。
海ごみ問題が話題になる昨今、投棄された漁網は海の生物がからまって命を落とす「ゴーストネット」という現象も引き起こしてしまうそうです。加藤さんは、そんな廃漁網を回収し、糸に仕上げ、生地に仕立て、「100年着られるジャケット」を作ることを目指していらっしゃいます。気仙沼で眠っている資源を活かし、気仙沼の新たな価値を生み出したいという熱い思いとビジョンに共感した人たちの支援の輪がどんどん広がっていっています。
現在、クラウドファンディングの応援者は100人を超え、石垣島での漁網回収活動もスタートした加藤さんのもとには、気仙沼にとどまらず、全国から暖かい応援メッセージが続々と届いています。次なる資金調達の目標として、製品開発にかかる開発・デザイン費、漁網の回収にかかる輸送費など、生産体制を構築していくための事業費を広く募っていらっしゃいます。
ttps://readyfor.jp/projects/amugyomo
「サステナブル」「サステナビリティ」。ここ数年で、新聞、テレビ、ネットメディアに毎日と言っていいほど登場するようになりました。今やブーム、トレンドを通り越し、消費の新しい価値観として定着しつつあります。ある調査によると、持続可能な開発目標とされている「SDGs」の認知率は急速に高まっており、2019年~2022年にかけて、「必要最小限のものを買う」「長く使えるものを買う」「不要になったがまだ使えるものは人にあげたり売ったりする」ことを日常生活で心掛けている人が増えているそうです。
ものを大切に使うSDGs的な発想と地域の課題解決を掛け合わせた加藤さんの取組みは、新しいビジネスの可能性を教えてくれます。
気仙沼ビズも加藤さんの活動を応援しています!