気仙沼市の事業支援サービス

\小野健商店さんの「かつおのぼり」が教えてくれること/

2023.05.18

南町に事務所を構える小野健商店さん。鯉のぼり・・・と思いきや、よく見るとしっぽの部分が締まって立派な尾びれがありますね。こちら、気仙沼と同じくカツオの名産地である鹿児島県で生まれた「かつおのぼり」だそう!

先日、気仙沼では今シーズン初のカツオの水揚げがありました。生鮮カツオ水揚げ日本一の気仙沼。気仙沼の船が気仙沼に水揚げをしているのだと思いがちですが、そうではなく、実は九州や沖縄など他の地域の漁船が大半なのですね。

なぜ、九州や沖縄などの漁船が、遠い地からはるばる気仙沼港に入港してくれるのでしょうか?それは、大きく2つあります。一つは、何と言っても「目利き力」。漁師さんが命がけで獲った魚を、大切に扱い、適切に見極め、価値をつけること。もう一つは、小野健商店さんへの船主さんたちからの厚い信頼。船に関する困りごとであれば、いちはやく駆け付け、機械類の修理や物品の手配、病院の紹介などなど、様々なニーズに丁寧に応えます。そんな細やかで確かな仕事が、「気仙沼で水揚げしたい」と、全国の漁師さんの心に届いているのですね。

「日本一」を支えているのは、小野健商店さんのような「魚問屋」さんの存在があってこそと言えますね。

小野健商店さんでは、事務所の敷地内に立つ有形登録文化財である「土蔵」の見学を受け入れています。気仙沼ビズでは、見学者用のお土産品をご一緒に開発しています。