\健康に関するセミナー開催!事業者さん同士の連携強化も/
2024.11.29
11月23日(土)に、健康に関するセミナーと市内の健康関連の事業者さんの交流会を開催しました。
講師に招いたのは、ウイプロジャパン株式会社代表取締役の青樹和夫先生。
青樹先生は名古屋出身。7人兄弟の中に生まれ、生まれながらに体の弱い妹さんがいらっしゃったことが、健康への意識の原点だったそうです。
子供のころは運動が得意でもなかったけれど、小学生の時に一人の先生が熱心に鉄棒を教えてくれたことから、運動に関心を持つように。大学生の時には、「体育が嫌いな生徒が体育を好きになるプログラム」の開発を教授と一緒に考案されていたそうです。
卒業後はYMCAに参画。当時から運動不足による肥満や体力不足は課題になっていましたが、まだ運動習慣などはない時代。青樹先生は、YMCAを拠点にあらゆる世代の人と直に触れ合い、個別の悩みに応じたプログラムを開発してきました。無理のない運動から徐々にレベルアップをしていくやり方で、途中で投げ出さずに運動習慣を獲得し、歩行さえも困難だった方が、ジョギングしたり水泳したりできるまで回復することもまれではなかったそう。評判が評判を呼び、新日鉄やNTT、ソニーなどの大企業や官公庁などからも声がかかるようになり、社員や職員の健康づくりを進めてきたそうです。
青樹先生はプログラムの提供のみならず、自ら整体の施術もされます。多くの労働者を施術している中で発見したのは、精神症状も筋肉と密接な関係があるということ。不眠を訴える人やうつ病と診断されている人は、共通して背中や肩の筋肉が固まっており、それをほぐすことで精神症状も改善する事例を多く見てこられたそうです。
国内では先駆者がいない分野で、ひたすら現場と人に向き合い、海外の文献を読みながら試行錯誤を経て独自のメソッドを生み出してきた青樹先生。時代の一歩先を見た取り組みを真摯に続けていたことで、多くの需要を獲得した事例としても非常に学びになりました。
セミナーの後は交流会です。整骨や嬌体などの施術をする方、健康やリフレッシュを目的としたプログラムを提供する方、健康関連食品の製造等をする方などさまざまな方にビズを利用していただいています。今回の第二の目的は、その方々をつなぎ、健康やリフレッシュ分野の活動を面的に盛り上げていくこと。地方にあり自然が豊かである気仙沼に、さらにこうしたプログラムがあれば、市外からの誘客にもつなげられるのではという期待を持って開催しました。交流会では皆さんから一人一言ずつ自己紹介・事業紹介をいただいたのですが、紹介にとどまらず、そのような事業を行うに至った経過や思いなどもお話いただき、ぐっと距離が縮まる交流会となりました。
気仙沼ビズでは、個別のサポートに加えて、こうした事業者同士の連携を通した分野や地域の活性化にも力を入れていきます!